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震災伝承のためのデジタルメディア再生システム

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 東日本大震災から14年になりますが、最近では復旧・復興だけでなく、震災を経験していない世代への伝承の重要性が増してきたように感じます。  私が勤めている石巻専修大学も、「震災伝承みやぎコンソーシアム」に加盟し、県の協力のもと、構内に震災伝承スペースを設け、震災時の様子や大学の対応を紹介しています。(参考記事: MIRAIに向けた震災伝承スペースを新設 ) 震災伝承スペース 大学が残してきた記録も展示  その1つとして、DVD、画像、スライドなどのデジタルメディアによる震災の記録を展示したいという要望を事務の方から頂いたため、簡単ではありますがデジタルメディア再生システムを構築しました。 大学から提供されたDVDプレイヤーと2台のシングルボードコンピュータで、それぞれのメディアを再生し、映像をディスプレイ切替器で選んで表示する省スペースなシステムです。 現在、震災伝承スペースの一角に配置し、試験的に運用していますが、継続的に改善していきたいと思います。学生さんも参加してくれるとうれしいのですが。 デジタルメディアコーナー 左上のコンピュータ2台で画像とスライドを再生し、映像は右上の切替器で選んで表示(リモコン式)

持ち運びも可能なプロトタイピング環境を製作しました

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 シングルボードコンピュータ(SBC)で応用システムを開発するためのポータブルなプロトタイピングシステムを作りました。  CPU, GPU, FPGAそれぞれの実装ができるように、Raspberry Pi 4, Jetson Nano, KV260を各1台搭載しています。 構築したシステム Raspberry Pi、Jetson Nano、KV260の3つのシングルボードコンピュータが搭載されています。 当面の開発予定 非線形xorshift疑似乱数生成システムのFPGA実装による高速化 震災伝承のためのメディアディスプレイシステムの開発 特定の物体を識別するための画像認識システム